会長挨拶

愛知医科大学医学部麻酔科学講座の藤原祥裕でございます。
 2013年2月9日から11日、北海道ヒルトンニセコビレッジにて第13回麻酔科学ウィンターセミナーを開催させていただきます。日頃、麻酔業務に忙殺されている全国の麻酔科医の皆様、これを機会に日の当たらない手術室から抜け出して、ニセコのパウダースノーを思う存分満喫してください。

 今回は、近年麻酔科領域での活用が大幅に増えている超音波診断に焦点を当て、経食道心エコー、超音波ガイド下神経ブロックなどに関する講演・ハンズオンを予定しております。その他例年通り、周術期管理、モニター、気道管理に関する講演の他、手術麻酔安全、周術期管理におけるチーム医療、手術室管理をテーマとしたセッションを設け、『日本におけるこれからの周術期医療を考える』なんて生意気なこともやってみたいと思っております。もちろん、ポスターによる一般演題発表も募集いたします。どうぞ皆様奮ってご参加ください。

 ニセコにいらしたらぜひ朝一番のリフトに乗ってオフピステのファーストトラック(=ゲレンデの外で誰も滑ってないところ)を滑ってください。ニセコの雪質の良さは海外にも広く知られており、オーストラリア、中国、韓国などから数多くのスキーヤー、ボーダーが毎年訪れています。国内にも、私を含めて、「スキーはニセコでなければ」という方が大勢います。一度ニセコのパウダースノーを顔に受けて、前が見えなくなり、息ができなくなるような体験をすれば、ニセコの虜になると同時にきっと新たな世界が開けることでしょう(ちょっと大げさでしょうか?)。
 今回のセミナーを通じて、あなたの麻酔にも新たな世界が開ける・・・かも。

第13回麻酔科学ウィンターセミナー 会長
愛知医科大学医学部麻酔科学講座
教授 藤原 祥裕